昭和名作館

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「水戸黄門 天下の副将軍」~~乱心・頼常、その真相やいかに?

水戸黄門 天下の副将軍
1959(昭和34)年/東映
監督:松田定次
出演:月形龍之介/萬屋錦之介/東千代之介/里見浩太朗/丘さとみ/若山富三郎/大河内傳次郎/山形勲/進藤英太郎/大川橋蔵/美空ひばり


水戸黄門は戦前から多数映画化されているが、本作は月形龍之介主演の水戸黄門シリーズの12作目。
オールスターキャストで送る超豪華エンターテイメント大作、これは必見ですよ!!


元禄十年。神田の丹前風呂へ出かけた光圀(月形龍之介)は、商人の与惣右衛門(進藤英太郎)という男から、高松藩主の松平頼常(中村錦之助)が乱心で色々揉め事を起こしているという話を聞く。頼常は光圀の実子であった。偶然その場に居合わせた板前の伊之吉(大川橋蔵)は、そんな話をする与惣右衛門に我慢ならずに暴れ、与惣右衛門を店から追い出す。
頼常の乱心についての真相を確かめるため、光圀は助さん(東千代之介)・格さん(里見浩太朗)・伝兵衛(大河内傳次郎)とともに高松へと向かう。その道中、助さんの無責任な一言から、島田の宿場女・おはる(丘さとみ)も旅を共にすることになり…。


月形龍之介の黄門様は初鑑賞。以前からずっと観たいと思っていたが、やっと鑑賞出来て感動。どっしりとした安定感があって素晴らしい。

歌あり!踊りあり!笑いあり!ド派手な殺陣あり!見どころ満点の最高の娯楽映画!!
腰元を演じる美空ひばりの歌が聴けるのも嬉しいし、助さん格さんも歌って踊って魅せてくれまっせ~。

脇を固めるキャラもなかなか強烈で大爆笑!
板前の大川橋蔵は、料理に鼻クソをふりかけるというスペシャルな技を披露。そして「塩加減がなんとも言えん味だ!」と喜んで食う進藤英太郎。
料理に隠し味で鼻クソを入れると味のアクセントになって美味しいらしいよ!笑

錦ちゃんは、志村けんのバカ殿様っぽい狂気の頼常を好演。
どこか影を帯びた寂しい人であるが、強く美しく生きようとする頼常、なんとも人間臭くて素敵ではないか。

おはると助さんの恋模様、おはるの父親捜し、与惣右衛門と伊之吉の正体、乱心・頼常の本当の狙い、黄門様と頼常の涙の再会…。
物語は意外な展開を見せ、最後まで目が離せない。

おはる親子と黄門様親子を見て思う。どんな形であれ親は親であり、いくつになっても子は子なのだと。
大人だって、親にすがって甘えたい気持ちは、子どもと何ら変わらないのだ。
黄門さまに甘える頼常を見て、ふと親が恋しくなり、童心に返って親に甘えられたら…という強烈な思いに駆られたのだった。

【ビデオ配信】水戸黄門 天下の副将軍