昭和名作館

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「超電子バイオマン」~~秘密の地図と夏の思い出

超電子バイオマン
1984(昭和59)年/東映
監督:堀長文
出演:阪本良介/太田直人/大須賀昭人/田中澄子/牧野美千子/幸田宗丸/中田博久/ストロング金剛/飛鳥裕子
主題歌:「超電子バイオマン」宮内タカユキ


1984(昭和59)年2月~85(昭和60)年1月までテレビ朝日で放送された『超電子バイオマン』の劇場版。
84年夏の「東映まんがまつり」で公開された新作のオリジナル作品である。


キャンプをしていたバイオマンは助けを呼ぶ叫び声を聞き、モンスター(ストロング金剛)に襲われていた小学生のケイタを助ける。ケイタは友人のヒサオと地図を持って遊びに行くところだったという。その地図はケイタの家に代々伝わるものだが、実はこれはバイオドラゴンの設計図であり、バイオベースの場所を示すものであった。
バイオベース発見の手掛かりとなるこの地図を狙うギアはヒサオを誘拐。ヒサオを助けに富士山麓へ行ったケイタとバイオマンだったが、地図を奪われてしまう…。


新帝国ギアはなんか既視感あるな~と思ったら、キャラクターデザインがドラゴンボールに出てくるキャラにちょっと似てるかも?ソックリというわけではないけど、ふんわり雰囲気似てるな~みたいな。ドラゴンボールよりこちらの方が先だけど。
フリーザっぽいメイスン(中田博久)と、ナッパっぽいモンスター。モンスターに関しては、デザイン云々より単にストロング金剛とナッパが似ているだけかも(笑)
ドラゴンボールの連載が始まったのも、バイオマンが放送されてたのと同じ84年なんだよね。
過去の戦隊モノと比べて敵キャラがかなりコミカルに描かれていて憎めないし、そのやり取りが面白くて注目してしまう。

女性のイエローフォーも結構激しいアクションを見せていて、戦闘シーンはなかなかの見応え。

上映時間45分と戦隊モノの映画としてはちょっと長めではあるが、過去の戦隊モノ映画と比べるとストーリー展開が結構しっかりしていて、キレイにまとまっている印象を受けた。

あっさりギアに地図を渡したかと思ったら実はそれが偽物だったり、ヒサオを取り戻したかと思ったらこれまた偽物だったり…色んな駆け引きがあって面白い。
子ども向けの映画としてはよく練られたストーリーだと思う。

大人へと成長しようとする小学生の男の子のひと夏の冒険を物語の軸に据えたのもよい。誰にでも子どもの頃にこういう冒険の経験ってあると思うんだけど、そんな思い出に浸りながらノスタルジックな気分にさせられる、なかなか素敵な作品だった。
これから昭和の戦隊モノ映画を観ようとしている方には、とりあえずこの作品をオススメしたい。