昭和名作館

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「ロボコンの大冒険」~~ロビンちゃんを救え!!

ロボコンの大冒険
1976(昭和51)年/東映
監督:畠山豊彦
出演:大野しげひさ/加藤みどり/山田芳一/佐久間真由美/福田信義/山田由美子/島田歌穂/岡元八郎/天本英世/由利徹/三島一夫
主題歌:「がんばれロボコン」水木一郎・山上万智子・コロムビアゆりかご会

 

1976(昭和51)年春の「東映まんがまつり」で公開された、『がんばれ!!ロボコン』の劇場版。
ロボコンの劇場版は全部で4本公開されているが、オリジナルは本作のみで、他の3本はテレビ放送の再編集版である。


ロビン(島田歌穂)を妃にしてバレリーナ星を支配しようと企む宇宙海賊・キャプテンワルダー(岡元八郎)。ロボコンたちは大山家にロビンを匿い、家の外ではパパ(大野しげひさ)とロボット仲間たちが戦闘態勢に入るが、アークマン(天本英世)の妖術によってロボットたちが操られ、ロビンは連れ去られてしまう。
ロボコンはロビンを助けに行こうと、キャプテンワルダーの基地がある勝浦へと一人で向かう…。

 

本作のロボコンは戦闘シーンあり、絶体絶命のピンチありで、いつもとは一味違って、仮面ライダーのようなヒーローっぽさを感じさせる。

ロビンちゃんを守り切れなかったことに責任を感じたロボコンは、一人でキャプテンワルダーの元へ向かう。
「キャプテンワルダーは満月に飛び立つって言ってた。ということは、夜までこの辺りにいるっていうことだ!」とブツブツ言いながら、ひとり勝浦までやってきたロボコン。
ワルダーがなぜ勝浦に基地を造ったのかは知らないが、勝浦という具体的な地名を出されると、なんか宇宙海賊っぽさが薄れるというか、スケール小せえなって思ってしまうのは私だけだろうか?わざわざ地名を出す必要があったのかどうか謎だが、協賛のホテル三日月をPRするには勝浦という地名をアピールする必要があったのかもしれないね。

ロボコンは海に沈められたり散々な目に遭いながらも、どうにかワルダーの元へ辿り着く。ロボットが海水に浸かったら故障しそうなもんだが、実はこれが後々ロボコンを救うことになる。ありがたき神聖なるお塩パワー!!
大好きなロビンちゃんを救うため、必死で苦手な巨大ゴキブリと戦うなど、本作のロボコンは素晴らしい男気を見せてくれる(巨大ゴキブリの正体は、アークマンに操られていたロボイヌである)。
ロボコンの一途な愛のパワーに感動!なんでロボコンってこんなに可愛いのかしら。

正直、敵は全然大したことない。わざわざアジトの場所を教えちゃうアークマンのアホらしさ優しさが心に沁みる。
ワルダーもアークマンも最後はあっさり降参してしまって、しょぼすぎ情けなさすぎ。こんなんじゃ、支配者になるなんて無理だぜ!
それだけに、愛の力に突き動かされた正義感溢れるロボコンの強さがキラリと光る作品だった。

ラストは、ロボコンを助けに行った大山家一同がホテル三日月を訪れ「たまにはこんなところもいいね!」なんて言ってて、まるでテレビCMのよう。
観光気分もちょっぴり味わいつつ、ほのぼの笑顔で鑑賞を終えたのだった。

【ビデオ配信】ロボコンの大冒険